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2025.7.9

電子ファイリングとは?メリットと導入のポイント

■ 電子ファイリングとは?

電子ファイリングとは、紙の書類をスキャンし、電子データとして保存・管理する方法のことです。
業務の効率化や情報共有の円滑化を図るうえで、多くの企業・自治体で導入が進んでいます。


電子ファイリングの主なメリット

  • 書類の検索がスムーズになり、業務効率がアップ
  • 書庫やキャビネットなどの保管スペースを削減できる
  • 紙の劣化や破損を防止できる
  • 複数人での情報共有が容易になる

■ 例えば、こんな使い方があります

  • 図面や完成図書のスキャンと保存:ペーパーレス化により管理が簡単に
  • フォルダ階層やタグによる分類 :必要な書類をすぐに探せる仕組みづくり
  • 社内サーバーやクラウドでの共有:外出先や複数拠点からのアクセスにも対応

導入を成功させる6つのステップ

電子ファイリングは、やみくもに始めると後で手戻りが発生しやすくなります。
以下のようなステップで、計画的に進めるのが成功のカギです。


1. 目的と対象範囲を明確にする

「なぜ電子化したいのか」「どの書類を対象にするのか」を整理しましょう。

例えば

  • 古い紙書類を整理したい
  • 書庫が手狭になってきた
  • 外出先でもファイルにアクセスしたい
  • 書類検索の手間を減らしたい

2. 書類の分類・整理ルールを決める

ファイル名の付け方やフォルダ階層の構成、タグの使い方をあらかじめ決めておくことで、

後から探しやすくなります。


3. 使用するツールやシステムを選ぶ

社内サーバーを使うのか、クラウドサービスを導入するのかを検討します。
ファイル形式(PDF、DocuWorksなど)の統一も大切です。


4. 紙書類のスキャンとデータ化

スキャナーでスキャンし、PDFや画像データとして保存します。
OCR(文字認識)機能を使えば、文書内検索も可能になります。


5. 保存・バックアップ体制の構築

重要な書類が失われないよう、定期的なバックアップを行いましょう。
クラウドと外付けHDDなど、二重で保管するのがおすすめです。


6. 社内ルールの整備と研修の実施

誰が、どのように、どこへ保存するのか。
運用ルールを明文化し、必要に応じて社内研修も行いましょう。


まとめ

電子ファイリングは、業務の効率化や情報管理の精度向上に直結する取り組みです。
まずは「何のために行うのか」を明確にし、小さな書類から少しずつでも導入してみてはいかがでしょうか。

ご検討の際は、ぜひお気軽にご相談ください。