電子納品は、公共工事などで求められる成果品のデジタル化対応のひとつです。
図面や工事写真・各種報告書を、指定された形式・構成で提出する必要があります。
紙と違い、「少しくらい違っても大丈夫」というわけにはいきません。
仕様書や要領書に沿っていないと、やり直しになるケースもあります。
この記事では、現場でよくある電子納品の失敗例と、予防のポイントをまとめました。
失敗例①:フォルダ構成が要領どおりでない
・提出先ごとにフォルダ階層のルールが異なる
・「写真」「報告書」「図面」が一階層に並んでいる
・所定のXMLファイルが入っていない、もしくは入れる場所が違う
→ 提出要領書・基準類を最初に確認し、フォルダ構成を整理してから作業を進めるのがおすすめです。
失敗例②:ファイル名のルール違反
・「図面1.pdf」「最終図修正.pdf」など、内容が分かりにくい名前になっている
・工種名や図番、整理番号が抜けている
→ 要領書に記載されたファイル命名ルールを必ず確認し、提出先の基準に合わせることが大切です。
失敗例③:PDFファイルの作り方に問題がある
・解像度が低く、図面や文字が読み取りにくい
・解像度が高すぎてファイル容量が大きくなっている
・ページサイズが統一されておらず、図面が切れている
・パスワード付きや編集制限付きのまま提出してしまう
→ スキャン時の解像度・サイズ・モノクロ/カラー指定を確認し、PDF作成時の設定も提出前にチェックしておくと安心です。
失敗例④:CADファイルの形式・バージョン不一致
・SXF形式(.sfc/.p21)ではなく、DWGやDXFで提出してしまう
・CADバージョンが合わず、提出先でデータを開けない
→ 指定されたファイル形式とバージョンを事前に確認し、不安があれば納品前にチェック依頼をしておくと確実です。
失敗例⑤:写真台帳が台帳として成立していない
・写真と説明文の対応関係が分かりにくい
・撮影日や撮影箇所の記載が不足している
・工程別・工種別などの分類が整理されていない
→ 写真台帳作成ソフトやテンプレートを活用し、工程や工種ごとに整理して、誰が見ても分かりやすい形に整えることが重要です。
まとめ
電子納品は、見た目が整っているだけでは不十分です。
要領や基準に沿って正しく作成されていることが重要になります。
提出仕様を早めに確認し、必要に応じて専門業者のサポートを活用することで、
やり直しのないスムーズな納品につながります。
当社では、電子納品に精通したスタッフが、仕様書の確認からデータ整理・成果品作成まで一貫して対応しています。
「提出先ごとのルールが不安」「事前にチェックしてほしい」といったご相談にも対応可能です。
お困りの際は、お気軽にご相談ください。